イベント

Tsu-tsu-mu展 世界をやさしく繋ぐデザインの作法

2025年9月26日(金)―10月13日( 祝・月)

次回開催

日本デザインコミッティーは、松屋銀座開店100周年記念企画として「Tsu-tsu-mu展 世界をやさしく繋ぐデザインの作法」をこの秋、松屋銀座8階イベントスクエアで開催します。
本展のテーマは「包む」。自然界から日常、都市や環境にまで潜む「包む」を採集し、卵やおにぎり、パッケージ、椅子、美術館などの事例から「包む=ケア」という視点でデザインを見つめ直します。
会場では「包む」をめぐる7つのテーマを設け、約100点の作品・事例を展示。その本質と可能性を、新たなデザイン作法「Tsu-tsu-mu」としてひもとき、世界をやさしく繋ぐ手がかりとして提案します。

展覧会概要

  • 会場:松屋銀座8階イベントスクエア 東京都中央区銀座3-6-1
  • 会期:2025年9月26日(金)―10月13日(祝・月)最終日午後5時閉場
  • 開場時間:午前11時-午後8時
  • ※9月28日(日)、10月5日(日)は午後7時30分まで
  • (最終日は午後5時閉場・入場は閉場の30分前まで)
    チケット

  • 入場料:一般2,000円(1,800円)、高校生1,500円(1,300円)、小中学生1,000円(800円)
  • ※税込()内は前売料金
  • ※チケットはローソンチケット(Lコード:38835)にて発売
  • ※全国のローソン・ミニストップ設置のLoppi
  • ※インターネット予約=https://l-tike.com/tsu-tsu-mu/
  • ※お問い合わせ:松屋03-3567-1211(代表)
  • ※営業日・営業時間の詳細は、松屋ウェブサイトをご覧ください

展覧会コンセプト

鳥類の新しい生命は、卵の殻に包まれています。
手から手へわたすプレゼントは、紙で包まれています。
人々の暮らしは、建築によって包まれています。
そして社会は、あらゆるものを包むことで豊かになります。

包むものと包まれるものの絶え間ない循環から、
この世界は成り立っているのかもしれません。

「包む」という行為は、過剰なものや
本質的でないものと見なされることがあります。

しかし、むきだしの何かがバラバラに存在している状態は、
どんな物事についても最適といえるでしょうか。

本展は、他者をケアしながら内側と外側を繋ぐ
「包む」をデザインの新しいタイポロジー(類型)としてとらえます。
そして、「包む」にまつわるさまざまな作品や活動を
あらためて取り上げ、その可能性を紐解いていきます。
そこに世界を良い方向へ進めていくための
手がかりがあるのではないか、という希望をこめて。

展示内容

 ① 包むをデザイン作法としてとらえなおします
 ② Tsu-tsu-muは自然生まれ
 ③ Tsu-tsu-mu、こんなところにいたのか
 ④ Tsu-tsu-muの思考、Tsu-tsu-mareruの形
 ⑤ クリエイターたちのTsu-tsu-mu学
 ⑥ 日本生まれのTsu-tsu-muの精神
 ⑦ 世界にTsu-tsu-muというデザイン作法を

特別ワークショップ

  •  ②「折形の理論と実践」by 折形デザイン研究所
  • 山口信博氏・山口美登利氏による初心者向けの折形ワークショップ。折形の精神や歴史を学び、年末の贈答に向けて書籍を包む「平きものの包み」と、筒を包む「丸きものの包み」を体験いただきます。
  • 日時:10/5(日)14:00–16:00
  • 会場:松屋銀座8階イベントスクエア(別途展覧会入場料が必要です)
  • 定員:15名
  • 参加費:6,600円(税込)
  • ※山口信博著『折形のコードとモード』(定価3,300円・税込)が含まれます。
  • https://tsutsumu-origata.peatix.com

※その他、コミッティメンバーによるトークショーも予定しています。

展覧会図録

公式図録『Tsu-tsu-mu 世界をやさしく繋ぐデザインの作法
Tsu-tsu-mu: Design Typology for Care and Inclusion』

  • 「Tsu-tsu-mu 世界をやさしく繋ぐデザインの作法 展」の公式図録として、展示作品の記録にとどまらず、本展のコンセプトや背景に迫る書籍です。展覧会場では一般販売(10月中旬)に先駆けて先行発売いたします。
  • 企画・構成:色部義昭+日本デザインセンター色部デザイン研究所
  • 編集:土田貴宏
  • 制作:日本デザインコミッティー
  • 発行元:パイ インターナショナル
  • 価格:2,800円(税抜)
  • 言語:日本語・英語

Tsu-tsu-mu Café by OGAKI BOOKSTORE

  • 展覧会に併せて、京都・大垣書店と取り組む期間限定のオフィシャルブックカフェがオープンします。空間計画は、日本デザインコミッティーの小泉誠氏が担当。インテリアにはマルニ木工の椅子、カフェのメニューには能作、菅原工芸硝子の器などを使い、大垣書店のオリジナルブレンドや亀岡産はんなりばななのサンドウィッチ、スイーツなど。「包む」おいしさをお楽しみいただけます。
    「私が影響を受けた一冊」

  • 日本デザインコミッティーメンバーの協力のもと、「私が影響を受けた一冊」と題した選書コーナーを展開。それぞれの選書には、メンバーによる貴重なコメントも添えられ、訪れる人々に新たな本との出会いをもたらします。

内容は予告なく変更・中止する場合があります。最新情報はこちらのサイトにてご案内いたします。

(上)浮庵|隈研吾建築都市設計事務所 ©︎Kengo Kuma & Associates(下)Tane Garden House|ATTA‒Atelier Tsuyoshi Tane Architects + Vitra Photo: Julien Lanoo, Courtesy of Vitra and ATTA
公式図録『Tsu-tsu-mu』|展覧会場にて先行販売